内臓脂肪が分泌している物質をアディポサイトカインと呼びます。中でも善玉と考えられているアディポネクチンは内臓脂肪が溜まりすぎると分泌が減るといわれています。
アディポネクチンは動脈硬化やインスリン抵抗を抑制すると考えられています。ですから、このアディポネクチンの分泌が減少すると、当然、動脈硬化にかかりやすくなります。
ところが、内臓脂肪の増加=アディポネクチンの減少は必ずしも真実ではないようです。
BMIが30以上の肥満の人ならば、内臓脂肪の増加=アディポネクチンの減少は確かに成り立つのですが、BMI20~30の太り気味の人はアディポネクチンが増える人もいれば、減る人もいます。
アディポネクチンが善玉ならば、悪玉と考えられているアディポサイトカインにはTNF-αがあります。
TNF-αは糖尿病リスクを高めるとされていて、それゆえに悪玉とされているのです。
しかし、TNF-αは腫瘍壊死因子とも呼ばれていて、その名の通りガン細胞と闘う働きもします。
つまり、TNF-αの分泌が減りすぎると、ガンになる可能性が増加するというわけですね。
人間の体は複雑です。その分泌物の効果も複雑に絡み合っているので、単純に善玉・悪玉と決め付けることは危険なことかもしれません。
内臓脂肪が分泌するアディポサイトカイン。その中でも善玉と呼ばれるアディポネクチンは、内臓脂肪が増えすぎると分泌量が減るといわれています。これが動脈硬化につながると言われているのですが・・・
日本ではちょっと太り気味の人も肥満としてしまう傾向が強いようです。しかし、死病につながるような成人病を招くほどの肥満と、健康なちょっと太めとはまったく違うのです。
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